当園について ABOUT

其の一

原風景の残る
美しき里山

私たちが暮らし、畑を営む笹間地区は、静岡県の中山間地域にあります。大井川支流の笹間川に沿って、山と茶畑に囲まれた10の集落。
耳を澄ませば野鳥のさえずりと川のせせらぎが聞こえてくる、原風景の残る美しい里山です。昔より茶業や林業・養蚕と山の恵みを活かし、自然とともに暮らしてきました。

其の二

みる芽を活かした
お茶の旨味

「柔らかい」はこちらの方言で「みるい」と言います。柔らかく瑞々しい“みる芽(め)”は、朝夕の寒暖差が大きく、朝霧が立ち込める気象条件が揃うことで、上質な茶葉に育つのです。
その葉を活かすために、浅蒸しという昔ながらの繊細な製茶方法を代々受け継いできました。お茶本来の旨味と味わいを丁寧に引き出します。

其の三

家族総出で行う
自園自製のこだわり

生産・収穫・お茶の加工・袋詰めまでを、家族で一貫して行っています。畑ごとに微妙に異なる葉の性質を見極めながら収穫し、茶工場で五感を研ぎ澄まして製茶。
毎日見守り、触れてきているからこそ、いつどこの畑で収穫したか、どんな葉だったのか…お茶のたどってきた物語をお伝えします。

其の四

大切に受け継がれた
茶工場

昭和52年に竣工した茶工場は四代目から引き継ぎ、現在は五代目が管理しています。茶葉を蒸気で蒸す香りや、揉み・整える機械の音が昼から夜中、ときには明け方まで響くことも。
培った経験と感覚、そして機械との共同作業で、最高のお茶をつくり上げます。

其の五

受け継ぐこと
新しくはじめること

伝統的な「浅蒸し茶」の製法を受け継ぐ一方で、緑茶品種でつくる和紅茶や烏龍茶など、山のお茶の新たな一面を伝えるためのお茶づくりも手がけるようになりました。
お茶の新しい側面を知っていただくことで、より皆様の生活に身近なものとなればと思っております。

其の六

我が子の話をしながら
手渡しする

「自分たちでつくったものは、自分たちの手でお客様へ届けたい」そんな想いで、川根温泉などで対面販売もしています。
お茶も、しいたけも、ブルーベリーも。どんな畑でどんなふうに育ったか…そんな話をしながら、お客様へお届けしています。

園主について STAFF

  • 五代目

    岡村 暢行Okamura Nobuyuki

    経歴
    笹間で生まれ、笹間で育ち、お茶を学んだのちに自園に就農。
    百の仕事を持つ男、「百姓」を目指し日々精進中。

    生まれ育ったこの地で農業ができる喜びを感じながら、皆様に「安心」「おいしい」「楽しい」をお届けします。

  • 岡村 夏希Okamura Natsuki

    農家に嫁ぎ、農業やお茶について学ぶ日々です。
    畑やこの場所での気づき、お茶のおいしさ、楽しさ、面白さを皆様にお伝えできればと思います。